即効果を発揮する上手なポートフォリオづくりのコツ
2009年1月集計アクセスランキングBEST5
1位。即効果を発揮する上手なポートフォリオづくりのコツ
2位。最大の武器は、「デッサン力」
3位。ゲーム会社の欲しがる人材
4位。デザイナーの職業病
5位。中学生の方へ -美術科か、普通科か、それとも?-
1位。即効果を発揮する上手なポートフォリオづくりのコツ
2位。最大の武器は、「デッサン力」
3位。ゲーム会社の欲しがる人材
4位。デザイナーの職業病
5位。中学生の方へ -美術科か、普通科か、それとも?-
今現在、ゲーム会社の就職活動をしている人向けに書きます。
とても簡単な3つのことに注意するだけで、書類選考を通過できる可能性は高くなります。
その具体策はのちほど。

ポートフォリオに役立つ作品選び
さてこのテキストでは、面接や書類選考に提出できる作品をすでに作っていることが前提で進めていきます。
作品がない場合は・・・、「コツ」以前に、まずはひとつずつ作りましょう。
クオリティが怪しいのなら、底上げを計ったり、今までに自分が作ってきた作品の中にゲーム会社での書類選考にも通用しそうなものを探したりしましょう。例えば、木炭・鉛筆デッサン(人物、静物、風景)、ドローイング、着彩画(アクリル、ガッシュ、水彩、油絵、日本画)、塑像、フライヤーなどです。
就職時のポートフォリオづくりに「ルール」は存在しません。
そもそも、クリエイティビティが要求される仕事ですから、ステレオタイプな人真似や露骨な模倣は印象はよくないでしょう。
ポートフォリオの伝達方法
ゲーム会社の担当者の選考時の事情を考えると、ファイルのサイズはA4サイズが最も保管しやすいようです。
ゲーム会社以外でもA4サイズが一番使われています。
A4サイズでポートフォリオを提出すれば、会社の担当者にとっては管理しやすいというメリットがあります。
でも、A4サイズが義務だと、思い込んでほしくはありません。優先順位はやはり作品の量と質です。
他に、作品の枚数も30〜40頁がちょうどいいという会社担当者の意見を聞いたことがあります。
でも、短時間でクオリティを維持し続けながら量産を重ねることができるのなら、たくさんの量を提出しても構わないでしょう。もちろん、見せる順番、ファイルを1冊だけにするのか、複数のファイルに作品を分けるのかという作戦を熟考することは、必要です。
ようは、「自分」という価値をゲーム会社に伝えることが必要です。
書類選考を通過できるポートフォリオづくりの考え方
ゲーム会社にとって「当社に必要な人材だ」と印象づけられる程度のポートフォリオを用意する意識が大切です。一朝一夕には、できません。
「どうすれば、書類選考通るかな」
「きちんと私の作品の中身、見てもらえているのかな」
そういうことを、考えます。
実際、何度も書類選考を通らなかった人が、掲載作品の中身自体はまったく同じものなのにも関わらず、ポートフォリオの構成を変更しただけで、書類選考を通過できた、ということです。
・・・、こう書くと大げさに感じるかもしれませんが真実です。
実に、とても簡単な3つのことに気をつけるだけです。
- コンセプト
- 1ページ目で秒殺
- 年代順ではなく、ランキング順
【1】 ポートフォリオのコンセプトを設定する
ゲーム会社にも、いろいろな会社がありますよね。企業研究やっていると、気付くと思います。N社は家庭向き、K社は時代ものファン向き、とそういったコンテンツを届けようとしている会社に自分という価値を「どのように伝えるか」を考えます。
ここ大事なので、もう一度言いますね、企業に対して自分を「どのように伝えるか」を考えます。
たとえば、A社が寡作であっても、緻密なグラフィックを駆使しているゲームソフトを開発しているとしたら、どのようなポートフォリオを用意するべきか。
(もしA社に対して稚拙なキャラクター画を大量に提出したら、A社はどう感じるでしょうか?)
たとえば、矢継ぎ早にゲームソフトを市場にリリースしている少人数の精鋭チームで開発しているB社にはどのような自分をアピールするべきか。
(もしB社に対して長時間かけて制作した緻密なグラフィックを数枚程度提出したら、B社はどう感じるでしょうか?)
志望する会社に焦点を定めて、ポートフォリオの構成も大胆に変えていっていいと思います。もちろん、自分の得意分野や、不得意分野もあると思います。
自分の得意分野を強調して、他の分野も過不足なくできますよ、というような伝え方を工夫するといいでしょう。
企業によっては、提出作品の課題を設けているところも少なくありません。課題内容から、企業の求めている人材像を探ることも可能です。
いろいろ、書きましたが、自分の得意分野があれば、その得意分野を活かせるゲーム会社を選ぼうという発想も素晴らしいと思います。
デッサン力だけはとにかく自信あるからT社を受けようとか。
メカを描くのがすごく得意。だからF社を受けようとか。
どちらにしても、自分の作品作りへのスタンスはぶらすことなく、ポートフォリオの構成も考えながら、作品のブラッシュアップを図りましょう。
【2】 1ページ目で人事担当者の心をわしづかみ
就職用の作品、学校の作品、友だちと共同で作った作品(共同制作ということを明記しましょうね。また、自分の関わった範囲も伝えるとよいでしょう)、アルバイトで作った作品・・・、いろいろポートフォリオに載せたいと思う作品は、ワラワラワラワラ出てくるとおもいます 笑
すべての作品をポートフォリオに載せるのもよいでしょう。いくつかに厳選して30〜40にまとめあげるのもよいでしょう。
作品の性質にあわせて、ズームや全体、あるいはポートフォリオ内の作品掲載のレイアウトに工夫をこらすのも良いでしょう。そのへんは、自分の「ここ見て!」という要素をはっきり強調しましょう。
(はっきり強調、というのは、たとえば水彩画のような柔らかいタッチの表現であっても、その表現が他者に伝わりやすいような工夫を凝らすということです。)
ひとつ、確実なことが言えます。
ゲーム会社の人事担当者はたくさんの応募者の作品を見ています。
それこそ、のちに自分の後輩になるかもしれない人の作品を見ているわけですから、彼らも公平に、見ようと努めます。でも、いくら人事担当と言っても相手も人間ですから、たくさんのポートフォリオを見ているとだんだん疲れます(N社担当者談)。
ですから、ポートフォリオの1ページ目にはこれまで自分が作った中での一番の自信作をガツン!!!と用意しましょう。疲れた人事担当者の目を一気に釘付けにできるくらいの破壊力ある作品で選考をクリアしましょう。
始めの方のページで、自分の自信のある作品で担当者の気を引いて、後半で例えば「フラッシュ使える」「デッサン力ある」「オプション画面作れる」「宝飾デザインできる」「塑像得意」といった、そのほかの自分の「いいところ」をアピールする作戦です。
【3】 年代順ではなく、ランキング順
先ほどの「1ページ目で人事担当者の心をわしづかみ」と関連しますが、ポートフォリオは制作した年数順に載せないとダメ!なんて決まりはありません!
人事担当の心をわしづかみにするには、最初のページで自信作を並べ、担当者に興味をもってもらいましょう。
繰り返すようですが、納得のいく作品をすでに用意した状態で1〜3の事柄を実行すれば、書類選考は通りやすくなるでしょう。この秘訣は、ゲーム業界に限らず、他のデザイン系の仕事にも活用できます。
いやだな、と思ったら自分なりのやり方を究めるのもいいでしょう。何が正解、ということはありません。ただ、ゲーム会社に自分が必要なんだ、役立つんだ、と思わせることを前提にポートフォリオはつくります。その気持ちが揺らいだときは、もう一度、作戦を考えた方がよいかもしれません。
1〜3はもう、万全、大丈夫というあなたへ。
このあたりでコツコツ作品数を増やすという選択もいいですが、他にもこのようなことにトライしてみてはいかがでしょうか?OB訪問をした人などにとっては、すでにご存知のことかもしれませんが。
【4】ポートフォリオをホームページ化する。
【5】CD-RやMOに焼く。
【6】ポートフォリオだけではなく、実物の作品もみてもらう。






わたしは3年前までテレビゲーム開発会社でプレイステーション、ニンテンドーDSなどのコンシューマー向けのゲームソフトのグラフィックデザインを担当していたゲームグラフィックデザイナーです。